ねこうさぎ観察日記

A diary of observation on a rabbicat

生存報告と読書記録

お久しぶりです。
なんとびっくり、生きています。わお。
久しぶりにログインして過去の記事を見てみたらあらふしぎ。虫さんトコトコ。誰だこいつ。自我クラッシュ。
誰しも自分の過去の文章や絵、ないしは黒歴史を見て一種の自己嫌悪に浸ることはあると思うんだけど、そういうことが数か月スパンで起こる人間もいる。たぶんそういうことです。影響を受けやすい......のか?
知らんけど。よくない傾向ですね。自我が欲しい。確固なやつを、ひとつ。

こんなところで駄文を書き連ねていることからわかる通り、することがない。来週には地理/地学オリの一次予選があるにはあるけど、地理はなんとかなるはずだし、地学はたぶんまた落ちる。実は同じことをこれまでに三回繰り返している。まったく学習していない。二重の意味で。

ということで、あてもなく書評を書き連ねます。

はじめに

金がない。
──人類史に幾万、幾億と繰り返されたであろうこの悲痛な嘆きをいまだ繰り返すオタクがいる。自己紹介ではなくて(そうなんだけど)言い訳です。実際、ここ数か月で大規模に余剰金銭を投資したのは嗜好食料と、本と、声優のCDくらい。おそらくあとの二つがよくなかった。水瀬いのりさん可愛すぎませんか。くるおしいほどすき。
それでは愚かなオタクの出費内訳(の一部)をご覧ください。

グラン・ヴァカンス

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

説明書きで惚れ込んだ。結構前のSFです。インターネッツで書評を読んで、新宿のBook 1stに立ち寄ったらあった。
端的に言って残酷で、かつ美しい。作者もあとがきでそう心がけたと書いているし、実際その通りだと思った。正直年齢制限があってもおかしくないレベルだけど……純文学のことを考えると普通か。好きなタイプの作品。特に世界観とか。

BLAME! THE ANTHOLOGY

BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)

BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)

弐瓶勉さんの漫画「BLAME!」の小説版アンソロジー。こっちを買っておいて、実は本編を読んでません。いつか絶対読む。本編は「少女終末旅行」「横浜駅SF」にも影響を与えたSF漫画の金字塔です。好きですね。「セーフガード」という概念がめちゃくちゃすき。輸入制限のほうじゃないです。

裏世界ピクニック

百合。ホラー。作者の方が以前インタビューを受けていて、それを読んでから買った。
いろいろ変わったJD二人が日常と隣り合わせの、奇妙で危険な世界を探検していく話。さまざまな怪異と人間の知覚、認識を密接に関連づけているところに面白さがあるというか。認知と自我......みたいな。結構めんどくさい百合で、作者の百合愛を感じた。

人形の国

しれっとSF漫画を紛れ込ませてゆく。漫画は情報密度を考えて(小説に比べれば)あまり買わないんですが、珍しく。
シドニアの騎士」と近い(ひょっとすると同じ)世界観。でももっと終末世界。変身バトル的な要素があって、ちょっと好みと無縁な感じだったけど弐瓶勉ガジェットは健在。文明崩壊後に技術が失われた文明遺物が信仰されてるのとかすごく好きです。

ハッピーシュガーライフ

みんな大好きクレイジーサイコレズ。精神が安定してるときに読まないと狂気に蝕まれるよ。最新巻まで一気に買ったけど、5巻の最後の方とかたまりませんね。ネタバレはしません。
極端な話、これも美しさと残酷さかもしれない。

おわりに

このオタク、SFと百合しか読みませんね。あとラブコメを時々読むけど、よっぽど尖ってるのしか読まないかもしれない。悲しいけど拗らせオタクですもん。むべなるかな。
あと文章が書けない。絵も描けないのに……やめたら人間?
美少女になれるなら人間も捨てがたいですけど、語彙力も含めてすべての能力の退化を感じる。センスくらい磨けたらいいんですがね。

そういえば6thシングルを出して1ヶ月しか経ってないのに、2ヶ月後の7thシングルの発売を告知した声優さんがいるそうですよ。水瀬いのりって言うんですけど。嬉しいかよ。